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アトラシアンの年次イベント「Atlassian Team'23」に行ってきましたレポ

去る2023年4月20日、外資巨大IT企業「アトラシアン」が、販売パートナーやアプリ開発者、ユーザー企業が一堂に集うイベントを米ラスベガスで開催しました。いったいどんなイベントなのか?日本のアトラシアンのパートナーからは唯一リックソフト株式会社が参加。社員のニールさん(カナダのアルバータ州出身)と、小田倉さん(茨城出身)の2人で行ってきました。

<アトラシアンとは>
JiraシリーズやConfluence,TrelloなどのITツールを開発・提供している会社です。MicrosoftやGoogleのように、全職種の人が使うITツールというよりも、プログラマやエンジニアなどの方が使うITツールが有名です。

Q:会場はどんな感じでしたか?

最初の印象は、「広い!」。メインホールはコストコと同じぐらいのサイズの倉庫みたいでした。カンフェレンスホールの全てを利用して、セミナーは同時に9つくらい行われていました。一緒に行った小田倉さんと二人で全部を見るのは無理だと最初の5分で悟りました。メインホールの横に5000人ぐらいが入れるキーノートステージがありました。

また、出展企業みんな仲がよいことに驚きました。これまで参加した企業のコンフェレンスやビジネス展示会は、出展ブースはみな競合同士。ライバルなので、出展社同士であまり会話をすることがありません。

しかし、Atlassian Teamに出展するパートナー同士は「ライバル」ではなく、「一年ぶりに会った友達」のように打ち解けあっていました。

リックソフトの参加は実に3年ぶりです。Ricksoftのポロシャツを着た私たちを見た方は初めて会う私たちに対して「Oh!Ricksoftさん、お久しぶり!!来られて良かったね!」と歓迎してくれました。

ということで、Atlassian製品は中心ですが、一番印象に残っているのは、ネットワーキングです

Qどんな人が集まっているのでしょうか。

Atlassian製品のユーザーが一番多くて、新しい製品や機能のアナウンスを聞きに来た人が多いですが、主な参加する理由はネットワーキングでした。他のAtlassian製品のユーザーと相談したりして、JiraやConfluenceのユースケースの共有、他のユーザーとソリューションパートナーと協業や、問題解決等の話しが多かったです。

「エコシステム」という言葉はソフトウェアプラットフォームに対して使う言葉です。Team23に参加してから私の認識は変わりました。

「Atlassianのエコシステム」は製品だけじゃなく、ソリューションパートナーの知識も、Atlassianマーケットプレイスのアプリベンダーも、お客様まで含まれています。ユーザーもアプリベンダーも含めてみんな「Team」。だからイベント自体は「Team」と名付けられていました。

特にクラウド版の製品の場合は、際限なく拡大できます。全てのアトラシアン製品や外部システムと連携できるなんて、とても凄いことです。

Q:なぜアトラシアンはこういうイベントを開催したと思いますか?

「ひとりではできないけど、一緒にやればできる」というスローガン

Atlassian社は本当に「ユーザーコミュニティーを作りたい」のだと感じました。

Atlassian社の文化はオープンでお客様のフィードバックをとても大事にしています。このイベントは、アトラシアン社がユーザーやパートナーたちからフィードバックを得て、製品の改善や、アプリのアイデアを集めるイベントです。

アジャイル開発の手法通りに、「プロセスやツールよりも個人と対話を」という理由にこのイベントを開催しているのだと感じました。

「”ウォーターフォール”って、久々に聞いた」

自分はAtlassian製品の初心者です。「アトラシアン・エコシステム」として考え方があまりなかったですが、Team23で「クラウド製品はどのように連携しているか」「ユーザー企業が、自社の成長とともにどのようにAtlassian製品を組み合わせて活かすか」といった、アトラシアンの包括的なビジネスプラットフォームを理解することができました。

そして、海外では「アジャイル開発・プロジェクトマネジメント」凄く進んでいることを感じました。ほかの参加者から「ウォーターフォールという言葉は久しぶりに聞いた!」と言われました。

アトラシアンに文句がある人ほど行くと良いかも

Q:どんな人にオススメしたい?

このアトラシアンの年次他の会社がAtlassian製品をどうやって使っているか知りたい人にはピッタリです。Atlassianユーザーの発表が多くて、いろんな事例に紹介されます。そして、コミュニティーは本当にグローバルなので、ユーザー同士なサポートや、ビジネスチャンス等の機会がたくさんあると思います。

また、アトラシアン社の偉い人や開発者と話す機会もたくさんあります。アトラシアン製品の挙動に不満がある人は、その不満をぶつけられる場だと思います。

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