【プログラミング教育の日】Minecraftで子どもにプログラミングの楽しさを伝える
「プログラミング教育の日」である6月19日の前後3日間にわたって、プログラミング教育にまつわる、リックソフトのメンバーのエピソードを届けています。
わたしたちリックソフトは、プログラミングコードを管理する「BitBucket」をはじめ、ITプロジェクト管理ツール「Jira(ジラ)」や、仕様書管理ツールとしてはJiraと最も相性がいいと言えるドキュメント管理ツール「Confluence(コンフルエンス)」のライセンス販売と研修・eラーニング各種学習ツールを扱っている企業です。ITとプログラミングに深く根差している企業で、中の人のエンジニア比率は約4割です。
「プログラミング教育の日」当日のきょうは、令和の子どもたちへのプログラミング教育にかかわるお話です。公務員としてキャリアを重ねてきた鷲田さんは、現在リックソフトのソリューションエンジニアとして、JiraやConfluenceを導入している企業のサポートをしています。
Minecraftとプログラミング
子どもにどうプログラミングの魅力を伝えるか?
数年前、前職の繋がりから、「子どもにプログラミングを使った教室等を開催してほしい」と言われることがありました。
依頼してきたのは、地域の子ども向け交流センターの方です。
私は依頼を受けて、プログラミングがわかるから「まぁいけるやろ」と安易にOKの返事をしてしまったんですが、いざ教える段階になって子どもたちにプログラミングの魅力をどのように伝えればいいのかというところですごく悩むことになりました。
私は元々事務員をしていたこともあり、プログラムの楽しさといえば、”大量の数値データを集計し、複雑な計算を全て「バチッ!」と合わせること”だと思っていました。
しかも一度作っておけば無茶苦茶仕事のラクができる。こんな素晴らしいことないと思ったし、自分が感じるプログラミングの一番の魅力はそこだと思っています。
しかし、子どもの場合当然ですがそういった経験はありませんので、同じ感動の共有ができません。
子どもたちの知っている世界に何か変化をさせるような体験を与えられないかと悩み、考えて選んだ題材が「Minecraft」です。
Minecraftには、Education Editionという教育機関向けに作られたバージョンがあり、標準でScratchのようなブロックプログラミングや、JavaScript,Pythonによるプログラムの開発・実行環境が用意されています。
勿論、普段のゲームのように1つ1つブロックをくみ上げることもできるので、別にプログラミングと関係なく誰でも直感的に遊べます。ここに回路やコマンドなど、プログラミング的なアプローチを加えると、世界がぐっと広がります。
これを実際こどもたちに教えてやってみると…
今まで手作業でやっていたことが自動化され、各段に作業効率があがったのを見た瞬間本当に歓声が上がります。
「うぉー!!」
「すげー!」
と叫びながら喜ぶ顔を見ると、少しだけでもその魅力を伝えられた気になって嬉しくなりますね。
Minecraft カップに出展、受賞
これを使った作品大会であるMincraft カップというものも毎年開催されております。
2023年開催の第5回Minecraftカップでは私が教えたチームが出場し、大変ありがたいことに中国ブロック大会で優秀賞をいただくことができました。こどもたちにはとても良い経験になったようです。
これからのプログラミングとAIと人
プログラミングは、まるで魔法のような力があり、それは人を感動させられる力であると私は思っています。
今となっては当たり前のように存在するスマホやパソコン、様々なゲーム機やスマート機器ですが、それらの動作原理を知り、そして「本当に自分がしたいこと」を実現するために学ぶことの価値は、間違いなくこの先も高くなっていきます。
昨今はAIが急速に発展し、「プログラマは不要になる」と言う人もいます。実際のところ、AIによってコード作成は自動化され、手段としてより便利に、より簡単になっていくでしょう。
ただ、私は「どんな仕事も、人から始まって人に終わり、そこには必ず関わる全ての人の想いがある」と考えています。
自分の身近な生活を楽になることを願ったり、魔法のようなプログラムの動きに感動したり…そういった人の想いはどんな未来になっても変わりません。
そして、その手段であるプログラムやAIがどんなに進化しても、想いを大切にする「プログラマ、エンジニアという人」の仕事はきっと、ずっと続いていくはずです。
私もいちエンジニアとして、これからの若い人、未来のエンジニアとなるこどもたちの想いに寄り添えるような仕事がしていけるように頑張りたいと思います。
業務で「Jira」を使ってるけど使い方よくわかってない...という人へ
\\研修あります//