今さら聞けない? RPAの基本をおさえよう―iPaaSとの違いとは?
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今さら聞けない? RPAの基本をおさえよう―iPaaSとの違いとは?

こんにちは、リックソフトです。今日はRPAについてお話をします。

RPAは、パソコン内部にロボットを置き、ユーザーに代わってマウスやキーボードを操作するといったイメージが近いでしょう。RPAツールを使ってロボットを作成し、そのロボットに操作の手順を教えておけば、日々の定型作業ーー例えば、自動でメールを開いて添付ファイルを指定した場所に保存してくれたり、週末に作業報告書を必要な宛先に自動で送信したりするなど、人の作業を大幅に短縮してくれます。

すでに自治体や企業の事務業務などの省力化、効率化の面で注目を集めています。総務省の発表ではRPAの市場規模は2017年度が31億円、2021年度には100億円とも書かれていて、官民一体となってRPAのブームが訪れているとも言えるでしょう。

 

RPAが必要とされている理由、導入が進む背景

 第一に言われるのは、労働人口の減少です。厚生労働省「労働経済動向調査(2020年2月)」では、2011年8月以降、すべての産業において人材不足が明白とされています。ですから足りない分は、できるところからテクノロジーで補おうという動きがあります。また働き方改革によって、テレワークの推進などICTによる業務効率の改善が推奨されているのも理由の1つでしょう。 

また官庁では、ハンコやFAXを電子化できないなど、全国レベルで見ると国内の情報流通はアナログの部分がまだまだ多いようです。つまりRPAといったICTによる伸び代が大きいとも言えます。上手にRPAを導入できたところは、その効果の高さに反響が高まり、周りに波及する効果も出ているようです。総務省では、市町村にむけて「自治体におけるRPA導入のすすめ」(2021年1月)を公表し、RPA推しを鮮明にしています。 

RPAの得意分野と不得意分野

 何でも便利に解決してくれそうなRPAですが、指示通り動いてくれる反面、難しい判断は苦手としています。RPAを上手に活用するには、その得意分野と不得意分野を把握しておくことが重要です。

■得意分野:作業のルールや流れが固定されていて、定型的かつ繰り返しの作業
- キーボードやマウスを使ったパソコン画面操作の自動化
- モニターに表示された文字、図形、色の判別
- ID、パスワードの自動入力
- アプリケーションの起動、終了
- スケジュールの設定やその自動実行
- 簡単な条件分岐の設定やエラー処理や自動応答
- 定型フォームへの入力

■不得意分野:判断を伴う作業、ルールの変更が多い作業、問題解決を目的とする作業
- ルールや作業手順が決まっていない、プロセスの途中で人間の判断を要する業務
- 人間による判断や思考が必要な問題の解決方法、解決に至るまでの道筋を見つける業務
- ルールや仕様の変更が多い業務(変更がある度にロボットの再設定が発生し、工数が増える可能性がある) 

 RPAの導入効果

 RPAの導入によって得られる最大のメリットは、言わずもがな工数の削減です。一般社団法人日本RPA協会によれば 、2025年までに仕事の1/3がRPAに置き換わる可能性があると言われています。その結果、以下のような効果が期待されます。
- 人手不足の解消:定型業務をRPAに任せることで、人手不足の解消が可能になります
- コスト削減:労働時間を減らせるので、人件費を削減できます
- 業務精度の向上:人為的なケアレスミスがなくなるだけでなく、ダブルチェックといった確認作業も削減できます
- 労働生産性の向上:単純作業や定型業務から解放されることで、より創造的な作業に注力できるようになります

 RPAは成果が見えやすく当事者もすぐにメリットを実感できるので、企業や自治体でRPAによる自動化が推し進められています。政令指定都市では、RPA導入率が2018年には平均40%だったのですが、2020年には70%に跳ね上がったそうです(総務省調べ )。

 

RPAの次は、「iPaaS」を検討してみよう

このように作業のRPA化が進むと、さらにラクをしたくなるのは当たり前の考えです。例えば、TeamsとSalesforceを連携させ、設定した条件に合えば(新しいプロスペクトが登録された時など)自動で通知を受け取ったりと、更に難易度の高い業務自動化が可能です。
というのも、RPAはパソコンの画面上の動き(マウスやキーボード)をもとにして操作するため、仕様変更が多いSaaSとは相性が良くないと指摘されることも多いのです。

このような動きは、iPaaS(Integration Platform as a Service:アイパース)と称されて、すでにいくつか対応するシステムやソリューションが登場しています。例えば、リックソフトでは、Workato(ワーカート)を提供しています。これは、RPAでは実現できない企業単位での業務プロセス自動化を実現するパフォーマンスがあるiPaaSで、データのサイロ化(企業内で正しく最新の情報の共有ができていない状態)を撲滅し、DX推進に活用することもできます。
さまざまなSaaSやアプリケーション間の連携が可能で、ローコード(プログラミングほとんどなし)で期待する動きを自由に組み合わせて利用できるのが特徴です。


実はリックソフトもWorkatoでたくさんの作業を自動化していて、毎朝30分かかっていた定型作業が、Workatoを使うことで1分に短縮することができた事例もあります。次はそんなWorkatoの魅力に迫っていきたいと思います!

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