教えて!あなたのチケット駆動ワークスタイル Funds社 QAディレクター SHIOさんの話
やるべきこと(タスク)をチケット化して業務を遂行していくワークスタイルを「チケットドリブン(チケット駆動)」と表現されます。主にソフトウェア開発の場で実装されているワークスタイルです。
今回は、「Jiraが好き」とnoteで公言されていたSHIOさんに、チケットドリブンワークスタイルとJira Softwareの魅力をお話していただきました。
「チケット」デビューはRedmine
Q:これまでどんなワークスタイルでお仕事をされてきたか、教えてください。
A:営業職時代の案件管理は営業支援システム(SFA)で行っていました。
QAエンジニアになってからは、各部門からの依頼をつなぐデータベースを利用し、開発されたものの検証についてはRedmineで管理していました。
転職して2社目で、Jira Software(当時JIRA)に出会いました。3社目で、部門からの依頼・開発タスク・個人的なタスクでも大きめのものはJira Softwareで管理することにしていきました。
作業量の見える化が実現するチケット駆動ワークスタイル
Q:2社目のRedmineでチケット管理型のワークスタイルに出会ったのですね。
(少し古いバージョンのRedmineを使っていましたが、)大きな物事が小さなタスクに細分化されそれぞれに担当者がついて、それを俯瞰してみることで進捗がわかる、タスク漏れがわかる世界を知った時は「なんてよい世界!」と思いました。
営業のときは、「隠し玉なので案件登録しない(=受注してから登録する)」、「ステータスを更新しない」、「今どういう状況なのかわからない」といった具合で、営業の各個人の記憶にとどめている情報が非常に多い世界でした。そんな世界だと個人のタスク量も全然わからず、適切に量の案件が振れているとは言い難い状態でした。
チケット管理システムでは、もちろんちゃんと更新してもらうことが前提ではありますが、ざっくりとしたタスク量は見渡せますし、便利だと感じました。
SHIOさんがJiraが好きな3つのポイント
Q:SHIOさんはご自身のnoteで「Jiraラブ」「転職先はJiraとSlack使っている会社がいい」とはっきり公言されていますよね。 Jiraのどんなところがスキなのでしょうか??
A:我ながら過激な発言をしていますね(笑)私はファンズ以外に副業で複数社お手伝いをしており、Backlog,Clickupなども利用してきました。それらと比べて、圧倒的にJiraの視認性・操作性がよかったことが大きいです。
Jira推しポイント:カラフルカスタマイズが可能
1つ目は、カンバンをカラフルにできるところです。
なんじゃそりゃ、と思われるかもしれませんが、「色」は仕事のモチベーションにかかわるとても大切な要素です。Jiraに限らず、タスク管理ツールって、全部「やらなきゃいけないこと」じゃないですか。普通は見たらテンションが下がるものだと思うのですが、テンション下げないで済む工夫をしたら仕事はもっと楽しくなるな、と思っているので、色の設定ができるJiraはドンピシャでした。
エピックラベルやチケット単体の色を自分の好きな色に設定して、視認性を上げつつ、自分のテンションも上げています!
以下のnoteでJiraの「私専用プロジェクト」をご紹介したのがまさにそれですね。
Jira推しポイント:自動化しやすい
2つ目は、自動化の容易さです。
私はコーディングできませんが、今まで営業職で培った要件定義の知識や、QAエンジニアとしての経験から、ある程度ワークフロー設計の勘所はあります。「チケットを移動させたらslackに通知を飛ばす」、「チケットを月初に自動的に作成する」、などの自動化がかなり容易に設定できました。それらは現在、ファンズの開発フローに組み込まれて日々ワークしています。
Jira周りで「めんどくさい」と考えた瞬間、さくっと設定し自動化が開始できるので、もう無くてはならない機能です。
Jira推しポイント:組織に合わせたカスタマイズが可能
3つ目は、作りこみ可能な細かい設定が可能な点です。
正直Jira Softwareラブを掲げる私でも「うーん」と1時間設定に悩むことはあります 笑。ただそれを差し引いても、組織に合わせたカスタマイズがここまでできると結構大きな アドバンテージになるな、と思っています。
組織の方針ややりたいこと、使う人(ユーザーとなるエンジニア)に合わせた設定が事細かにできる点は、開発ワークフローの改善を考える人間には刺さるポイントなのかなと思います。
SHIOさん、お話いただきありがとうございました!
Jiraの使い方は、ユーザーでも慣れるまでが大変です。仕組み・ワークフローを作る管理者であればその大変さは相当なものと思います。そのためか、求人でも「Jira経験者優遇」という案件も見かけます。
Jira はNASAやAUDIなど世界の名だたる企業含め65000社・組織が使うツールです。多くの企業で使われている理由は、まさにSHIOさんの言う組織にフィットした仕組みづくりができる点です。組織にフィットしたチケット駆動ワークスタイルのFunds社の今後に注目です!
さいごに:Funds社ってどんなサービス?
ファンズ株式会社は「未来の不安に、まだない答えを」というミッションを掲げ、将来の資産形成に関する課題解決に取り組むスタートアップです。当社が、開発・運用する「 Funds 」は、資産運用に取り組みたいユーザーと資金調達を望む企業をつなぐプラットフォームを提供しています。
Fundsで募集するファンドは、1円から投資可能で値動きがありません。投資経験者はもちろん、投資初心者の方でも「ほったらかし」で運用できるのが強みのサービスとなっています。
ありがとうございました!
文・編集 リックソフトマーケティング部 堀田