#2 Jira フィールド設計のポイント後編 カスタマーサクセスからのおたより
カスタマーサクセスチームから、全社的に Jira Software を導入した管理者のお悩みをご紹介します。
こちらのお悩みの回答、後編です。
KPI をもとに Jira の設計を行う
洗い出した KPI をもとに、フィールドを設けるか検討しましょう。前編で紹介した KPI の例では、以下のような設計パターンがあります。
営業部門のケース
受注件数
フィールドまたはステータスで「受注」「失注」を値に設定します。
課題の総数を「対応件数」として、「受注」または「失注」が選択された件数を割り出すことができます。
個人営業売上単価
フィールド で「売上金額」が入力できるように設定します。
営業担当は、課題の「担当者」に設定します。
拡張機能を利用すると、期間内の個人ごとの売上総金額や、平均売上単価をグラフ化することができます。
製品ごとの販売件数
フィールドに「製品」を設定します。
「受注」となった課題のうち、製品ごとの割合をグラフ化することができます。
ソフトウェア開発部門のケース
エラー件数
課題タイプで「バグ」や「エラー」を設定し、一つの課題 = 一つのバグ、エラーとして管理します。
課題タイプ「バグ」「エラー」の件数が期間内に何件発生したか確認することができます。
機能改善件数
課題タイプで「新機能」を設定し、一つの課題 = 一つの機能要望として管理します。
課題タイプ「新機能」の件数が期間内に何件発生し、何件実装できたか確認することができます。
フィールドで「製品」種類を設定すると、製品ごとの機能要望の発生件数も可視化できます。
リードタイム
「開発開始日」、および「リリース日」をそれぞれフィールドで設定します。
「リリース日」と「開発開始日」の差を Jira の自動化機能で計算して「リードタイム」フィールドに入れることで、リードタイム(日数)を表示することができます。
ソフトウェア開発部門のケース
エラー件数
課題タイプで「バグ」や「エラー」を設定し、一つの課題 = 一つのバグ、エラーとして管理します。
課題タイプ「バグ」「エラー」の件数が期間内に何件発生したか確認することができます。
機能改善件数
課題タイプで「新機能」を設定し、一つの課題 = 一つの機能要望として管理します。
課題タイプ「新機能」の件数が期間内に何件発生し、何件実装できたか確認することができます。
フィールドで「製品」種類を設定すると、製品ごとの機能要望の発生件数も可視化できます。
リードタイム
「開発開始日」、および「リリース日」をそれぞれフィールドで設定します。
「リリース日」と「開発開始日」の差を Jira の自動化機能で計算して「リードタイム」フィールドに入れることで、リードタイム(日数)を表示することができます。
人事部門のケース
応募人数
「応募がきたら課題を起票する」運用にすると、一人の応募 = 一つの課題として管理することができます。
期間内の応募人数も簡単に数値化することができます。
面接設定率
ステータスで「書類選考落ち」「一次面談」「最終面談」「内定」などを設定すると、ステップの管理ができ、面談を通過した件数も数値化できます。
採用した人材の職場定着率
フィールドに入社日を記録しておくことで、入社日から3ヶ月、半年、1年経過した人材がどれくらいいるか、職場定着率を数値化できます。
以上のように、計りたい KPI によって値の記録の方法が変わります。
Jira プロジェクトを設計する際には、「何を管理するのか」「それに関連する KPI はなにか」を整理して実装するとよいかもしれません。
まとめ
初期設定には少し時間がかかりますが、将来的にどう管理したいかを念頭に入れてしっかり実装検討することで、のちのちの作業工数が大幅に削減できます。
とはいえ、どう実装すればいいか悩んでいる方…リックソフトまでお気軽にご連絡ください。