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#2 Jira フィールド設計のポイント前編 カスタマーサクセスからのおたより
カスタマーサクセスチームから、全社的に Jira Software を導入した管理者のお悩みをご紹介します。
今回はとても長くなってしまったので、前後編にわけて解説します。
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全社的にアトラシアン製品を導入することが決定し、Jira Software を使い始めた管理者です。
基本的な動作は e ラーニングやドキュメントで確認しているのですが、「管理者としてどう運用していくか」がわかりません。機能が十分に生かし切れているかも疑問です。
ユーザーから色々な要望はあるのですが、管理者としてこれで最適なのか迷っています。
「カスタムフィールドの取り扱い」「フィールドの管理」etc...どんな活用の仕方があるでしょうか?
Jira Software の管理者は、ユーザー部門にヒアリングしてセットアップを行い、複数部門を取りまとめて運用ルールを決めるなど、考えるべきことがたくさんあります。
しかし管理者の数は多くないため社内では相談相手を見つけづらく、管理者は孤独になりがちです。そういうときは、リックソフトのカスタマーサクセスチームをぜひ頼ってください。
せっかくツールを導入したのだから、とことん便利に使い倒したい!
まず、自社がうまく使えているのか、どのレベルまで使えているのか、そういったことを可視化したいですよね。
どう使っていく?まずはツールの利用習熟度をチェック
そういったお悩みを抱えている方には、以下の表をお渡しして現時点でどこまで機能を利用できているのか、ツールの習熟度レベルを確認してもらいます。
これはカスタマーサクセスがお客様の状況を把握するのにも、お客様自身が状況を把握するのにも活用できます。
Jira は多機能でカスタマイズ性が高いがゆえ、何から始めればいいのか悩まれる方が多いです。
機能を少しずつ利用してステップアップしていきましょう。
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フィールドの設計の前に KPI の確認を
Jira でのフィールドはどのように設計すればいいか、何をフィールドとしてもたせてユーザーに入力させるべきか。フィールドの設計に迷ったときは、一例ですが KPI をもとにフィールドを設計してみましょう。
Jira で管理できそうな KPI として以下のものがあります。
フィールドとは
さまざまな情報を格納する入力ボックス。すべての課題には名前や説明などの既定のフィールドが付属していますが、会社固有の情報を収集するためにフィールドを追加する必要があります。
営業部門のケース
受注件数
個人営業売上単価
製品ごとの販売件数
ソフトウェア開発部門のケース
エラー件数
機能改善件数
リードタイム
研究開発部門のケース
製品・サービス化件数
平均受注率
特許・実用新案登録数
人事部門のケース
応募人数
面接設定率
採用した人材の職場定着率
上記のように、まずはチームや部門で管理したい KPI を洗い出してみましょう。
KPIをもとに、どのようにJira Softwareを設定していくかは、後編にて!
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