Jiraも使って「人生を仕組み化したら結婚できた人たち」に話を聞きました
<<お盆休みに合わせて届ける今回の記事は、コイバナです。 >>
2023年4月下旬、「人生を仕組み化していったら結婚できた件 - Amosapientiam 」といった記事がエンジニア界隈でバズりました。
「Jiraのチケットが飛んでくる私生活ってどうなの?」という疑問もあれば、「自分もこうしたい。相手はどうすれば見つかるんだ?」といったうらやむ声も少なからずありました。
我々リックソフトは、日本国内企業向けのアトラシアン・ソリューション・プラチナパートナーで、アトラシアン製品の代理店です。「どんなカップルがJiraを私生活で使い倒しているのか。詳細をフカボリしたい」と取材依頼をしたところ、ブログ執筆者のゆーちきさん(以下、ゆ)とパートナーさん(以下・パ)に快諾いただきました。
お二人はどのように知り合ったのでしょうかーー共通のIT系の知り合いから
――お二人のなれそめを簡単にお聞きしたいです
ゆ「もともと二人ともIT系の仕事をずっとやってきました。妻もずっと学生時代からIT学生のLT(ライトニングトーク)会といったコミュニティイベントを開催するなどしていて、昨年IT企業に就職しています。
私自身もプログラミングの型理論や技術系のイベントに参加するのが好きでして、そういう技術系のイベントが好きな共通の知人を通して出会いました。ITイベントつながりの友人知人と高尾山に登ったりとか、ゴハン食べに行こうとか、スカイツリーにみんなで行ったりとか、そういう集まりで顔を合わせるようになりました。」
パ「私は最近はあまり講演には行けていないんですが、Dockerとか Kubernetesなどのクラウドネイティブ界隈に関心があります。有給使ってカンファレンスに行くこともあります」
出会いのまとめ:二人とも最新のIT技術に敏感で、技術イベントへのフットワークが軽かった。技術イベント関連で知り合った共通の知人を通して出会えた。
*本記事は技術イベントで異性への安易な声掛けを推奨するものではありません。イベントのアンチハラスメントポリシーに従いましょう。
お互いの人生を改善したいー相互レビューで改善だ!
ゆ「ブログの記事では、ドライに書いているんですけど、お互い結構パッションがあって、面倒見がよい性格。お互い自己開示もして”だったらこうすればいいよ”と、同じテンションでアドバイスしあえる関係になりました。それに加えて、二人とも共通して、衝動的にものごとを決めたり仕様の高価なものをポンと買ったり、寝食を忘れて勉強にまい進してしまうという問題を抱えていました」
パ「でもそのやり方、今はいいけれども、年をとって体力がなくなってしまったらきついだろうという危機感はありました。だからお互い改善していかなきゃいけないという共通認識を持っていました」
ゆ「一時期、特に金銭面と時間が足りないのがかなりシビアになったこともあって、これはヤバいな、と。これ(人生)は、相対レビューしたほうがうまく回るなとも思いました。お互いの人生をレビューしたいという気持ちでして。」
パ「お互いの人生を改善したい、という感じですね」
ゆ「そうですね、お互い相手の人生に貢献したい。ということで、二人で人生の仕組み化を進めていきました」
まとめ:「相互レビュー」で「お互いの人生に貢献したい」
プロジェクトマネジメントツールの選定方法
――どのようにJiraを選びましたか?
ゆ「いくつかツールを比較して検討して、機能面で足りているということでJiraを選びました。僕はもともと仕事(業務)でJiraを利用していて愛着がある製品でした」
パ「私は職場では別の製品を使っていたのですが、Jiraってよく聞く製品だったので、使ってみたいという気持ちがありました。今回のプライベート利用が初めてです。実際使ってみるスタイリッシュで、現代的なデザインを感じられるところが個人的に気に入っています」
ゆ「ほかのツールも検討しましたが、最終的に機能的に足りているのがJiraでした。Jiraの管理者経験はなく、ユーザーとしての使用経験しかなかったのですが、プリセットされているスクラムのテンプレートでも十分使いやすく、毎週それで回しています。今後ストーリーポイントとか作業時間で管理してみたいんですね。業務では固定で業務時間がとれていますけど、日常生活のプライベートの時間の方が週によって違うので、まだそのへんまではできていないです」
「成婚イベント」で発生するタスク...でも優先順位を管理できるJiraが大活躍
元記事にある通り、Jiraなどを使って仕組み化を進めた結果うまくいき、二人は結婚することになりました。そこで「成婚イベント」が発生します。
パ「正直、同棲までの細かいタスク管理をするのにJiraは役立つと思います」
ゆ「同棲とか結婚とかって、結構やること多いですよね。数か月単位のプロジェクトです。引っ越し先選定、それに親兄弟への挨拶、両家顔合わせなど、調整しないといけないことがたくさんある。でもコロナ禍だから、簡略化できるところは簡略したい。あとお互いの仕事の状態や、あと家族の健康状態ー”家族のためにやってあげたいこと”や”入籍のタイミングじゃなくてもいいこと”をいろいろと考えて優先順序をつけるときに、Jiraはとても便利でした」
――話を聞いて
「夫婦Slack」など、様々なITツールをプライベートで利用するケースはよく聞いていましたが、Jiraのケースは今回が初めてでした。
お二人ともITやスクラムでのプロジェクト進行への理解という共通認識があり、そのうえで相互理解・相互改善への労力を惜しまない方なので抜群にうまくいっているのだと思いました。Jiraはツールでしかありません。根底には相互理解と、お互いの人生を良くしたいという気持ちがあってこそ、うまくいっているのだと感じました。お話を伺っていて幸せな気持ちになりました。
Jiraはフリープランでは2GBの容量制限があります。お二人が1年使って200~300チケット発行し、500キロバイト程度しか使っていないそうです。一生使えそうですね。一生使ってほしいです。
2023年8月現在、アトラシアン社は10ユーザー以下無料のプランを提供しています。チーム単位で気軽に始められます。ただし、チーム単位で始めたままの設定でユーザーを増やしていくと権限設定などでトラブルが起きがちです。Jiraの権限設定に自信がない場合、25ユーザー以上を超えたあたりから、我々リックソフトのような代理店にご相談ください。